メモ帳 vs Notion vs mysnipbox:MidjourneyとComfyUIのプロンプト、どこに保存しますか?
2026年10月28日 公開 · 読了目安 6分
プロンプト集めは、たいてい同じ始まり方をします。いいプロンプトができたら、なくさないようにメモへ貼り付ける。20個までなら問題ありません。でも200個になると、作るより探している時間のほうが長くなります。
この記事では、プロンプトの置き場所を3つ、ふつうのメモアプリ、Notionデータベース、タグ型の保管庫(mysnipbox)で公平に比べます。それぞれに得意な場面があるので、ゴールは自分の作業スタイルに合うものを選ぶことです。
長いプロンプトを貼り付けておくと困る理由
- 11つ変えると、ほかが崩れます。 同じ雰囲気で被写体だけ変えたいのに、被写体の言葉は60語の文章のど真ん中です。手で直してから、カンマを整え直すことになります。
- 2溜まったプロンプトに質問できません。 「リムライトを使ったのはどれだっけ?」は、たまたま自分が打った表記と同じ綴りしかヒットしないテキスト検索になります。
- 3同じ発想が5通りの表記に散らばります。
soft light、soft lighting、softbox light……。数もフィルターも、気づかないうちにずれていきます。 - 4画像は別の場所にあります。 プロンプトはメモに、結果の画像はフォルダに。両者をつないでいるのは記憶だけです。
- 5どれも単体では使えません。 プロンプトは1本の文字列なので、照明だけ借りたければ、全部コピーして残りを消すことになります。
ultra detailed portrait of a woman in a black turtleneck, soft studio diffusion, shallow depth of field, 85mm lens, neutral gray backdrop, subtle film grain, muted palette, direct gaze --ar 4:5 --style raw
メモ帳・Notion・タグ保管庫を並べて比べる
| メモアプリ/テキストファイル | Notionデータベース | mysnipbox | |
|---|---|---|---|
| 得意なこと | 設定不要で、どこでも使える | チーム共有、コメント、柔軟なデータベースとテンプレート | プロンプトをパーツとして再利用、画像の中身で絞り込み |
| 内容でプロンプトを探す | テキスト検索のみ | 検索に加えて、手で入力したプロパティやタグ | 画像を分解して得たタグで、1つでも複数でも絞り込み |
| 1か所だけ変えて、残りは維持 | 文章の中で直接編集 | テキストの中で直接編集、またはプロパティや数式を自分で設計 | タグがカテゴリごとの段にあり、1つだけ差し替え、または{variable}スロットを使用 |
| プロンプトの隣に画像 | ファイルは別々 | 可能:画像のアップロードや埋め込み | 標準対応:画像ごとにタグが紐づく |
| 一貫した構造 | なし | 自分で設計 | 固定の6カテゴリ |
| データの置き場所 | 自分の端末 | Notionのクラウド | 自分の端末 |
| チームでの利用 | ファイルを共有 | そのために作られている | ひとり分のライブラリ向けで、リアルタイムのチーム編集には向かない |
| 対応プラットフォーム | どこでも | Web、デスクトップ、モバイル | macOS・Windowsのデスクトップ |
| 費用 | 無料 | 無料プランあり、より多く使うなら有料(Notionの料金を確認) | サブスクなしの買い切りライセンス。クラウド分析は自分のAPIプロバイダーの課金、ローカルモデルは無料 |
正直なところ、プロンプトが数十個程度、あるいはチームでコメントしながら共有するなら、Notionデータベースのほうが向いています。mysnipboxは、プロンプトをパーツから組み直す場面のための道具です。
Notionのプロンプトデータベースが得意なことと、限界
よくできたNotionは、プロンプトごとに1行、モデルやスタイルのプロパティ(マルチセレクトが相性◎)、カバー画像つきのギャラリービューを備えています。これだけでもフラットなメモよりずっと優秀で、ここから無理に乗り換える理由はありません。
限界はプロンプト本文です。プロンプトは依然としてテキストブロック1つなので、被写体を変えるにはテキストを書き換えます。マルチセレクトの選択肢は時間とともにばらつき、パーツからプロンプトを組み立てるには、自分で書いて保守する数式が必要です。Notionは汎用ツールなので、照明トークンが何かまでは知りません。
タグ保管庫で変わること
mysnipboxでは、画像を一度分析すると、タグが6つのカテゴリ(被写体、スタイル、ポーズと構図、ディテール、環境、照明)に整理されます。以降はこんなふうに使えます。
- 画像の中身で絞り込み。 タグバーに保管庫内のすべてのタグと、それを使っている画像の数が並びます。1つまたは複数クリックして、ギャラリーを絞り込みます。
- 書き直さずに組み立てる。 タグをプロンプトバスケットに入れて並べ替え、完成したプロンプトをコピーします。プロンプトバスケットとテンプレートをご覧ください。
- 変わる部分は変数に。
{subject}や{color}のスロットを用意して、一度埋めれば使っている箇所がすべて更新されます。残したい雰囲気は、バスケットをテンプレートとして保存します。 - 自分のクセを見る。 Tag Insightsでは、よく使うタグや、一緒に使われやすいタグがわかります。
インスペクター · Subject
プロンプト出力
a {subject} forging a blade in a dim workshop, wearing a {color} leather apron, cinematic lighting, 35mm lens, volumetric fog, hyperdetailed
レンダリングごとに{subject}と{color}だけを入れ替えましょう — テンプレートの他の部分はそのまま固定されます。
{variable} スロットがプロンプトバスケットで1つになり、組み立てられたプロンプトが下に表示されます。結局どれを使えばいい?
- プロンプトは数十個、モデルは1つ、参考画像なし: メモアプリかNotionのページ1枚で十分です。
- チームでコメントしながら共有: Notion。
- 参考画像が数百枚あって、プロンプトをパーツから組み直す: タグ保管庫。
- 両方: プロジェクトのメモや企画書はNotionに、素材となるパーツは保管庫に置きます。互いにぶつかりません。
手持ちのプロンプトを移すには
昔のプロンプトを全部移そうとしないでください。残す価値があるのは、画像と、その画像が表している雰囲気です。いちばんよく使う参考画像20枚から保管庫に入れて分解し、残りはメモに置いておきましょう。すべてお使いのPCに保存され、ローカルモデルを使えば分析もPC内で完結します。
まとめ
メモアプリやNotionは、プロンプトを分解して組み直す必要が出てくる前までは、とても優秀です。それが毎日の作業なら、タグ型の保管庫が探す手間を減らしてくれます。macOS・Windows版mysnipboxをダウンロードするか、サンプル画像で試せるブラウザデモをどうぞ。


